尊敬する上司の続き その(2)です
以前に このブログに登場した上司で 常務です
この常務は 一銭一厘に細かい人で 決裁のハンをもらいに行くといろいろとチェックされ 挙げ句の果てにはそれに関係した担当者が呼び出されて 今度はそちらの追求へ
ビクビクしながら決裁のハンをもらいに行ったものです
その常務は 赤字転落の事業を見事10%の利益を確保するまでに回復させた経営能力があり 会社の創業者の考えを十分に理解しそれを伝承しておりました
ある日 数千万円の決裁にハンをもらいに行きました
数千万円ですよ 数千万・・・・・
一銭一厘まで 細かい常務が数千万円の金を簡単にOKするなど考えられません
一応 すべてをチェックして いよいよ書類を持って行きました
全国のお店の招待会を実施する計画です
恐る恐る種類を出しましたら
「おぅ！ 遊びか！ 楽しんでこい！」
と 中味を見ずにポン！とハンが押されました
え～ あの常務がですよ！
信じられない・・・・と思いつつ
あ～ と胸をなで下ろし引き下がりました
でも このメリハリの効いた考え方には 大いに参考になりました
いまでも 尊敬しております
