おでんといえば 現在は関西風の薄味で スープが透き通っているものですが ご存知の通り江戸っ子は濃いスープなのです
特に 子供の頃に屋台を引っ張っておでんを売っていたおばさんのおでんは 汁が真っ黒で中の具が見えません
スプーンですくって 上に出さないとどんな具なのかわからないほどでした
満足なおかずが無かった時代ですので この具の味がしみ込んだ真っ黒い汁が良かったのです
ご飯の上に具をのっけますと ご飯に汁がかかって現在の鰻丼状態
さらに おばさんからもらった汁をご飯にかければ 最高のおかず
そんな状態で 再来年は「古希」を迎えます
よく 育ったものですよね~
今から考えますと 母親は当時食べるものはすべて子供に食べさせまして 自分ではあまり食べていなかったのですよ
そのためか 母親は51歳の若さで天国に旅立ちました 合掌