2010年5月21日金曜日
企業の海外展開の是非
最近は 事情が少し変化してきてはおりますが「世界の工場」として 各企業が中国へ工場を展開しております
30年ごろ前に始まったこの海外展開に 当時から疑念をいだいておりました
在職中の会社のトップ(創業者)は さかんに日本の各県に工場を建設していました
それは 地元に
「経済への波及効果の役割をはたすことです」を主眼にしました
・日頃の恩返し
・雇用の確保
・地元企業からの納入
・税金の納入
・地域の活性化
などです
ところが トップが代わり欧米風の考え方で経営が進められて効率優先となり 中国への展開が盛んになりました
各企業が波を打って中国へと進出していったのです
その結果が 現在の日本の雇用問題などを引き起こしてしまったものと思っております
いわゆる 雇用の空洞化です
海外への展開は
・理念
・海外の納入先の条件
管理監督 納期 雇用 地元経済の発展
などが求められている
・海外の貧困国の発展に寄与
などが必要で
ただ 人件費が安いなどで安易に海外への転換は 問題だらけだと思います
企業の社会的責任からすれば 知恵を出し合って日本での活動を維持すべきだったのです
でも 経団連の会長の会社が率先して 自分の会社の社員をリストラしているようなことでは うまくいかないことは確かです
立場上 見本を示さないと
大田区の零細企業でさえ 社員は会社の財産だと言って私財を投げ打ってまで雇用を守っているではありませんか
どうかしてますよ この国は