小生が 商品企画を担当していたときの事です
伊豆の有名なホテルで 毎年恒例の全国の代理店さんが参集して会議が行われました
ある時間 新製品の紹介がスクリーンに写されて いろいろと特長が説明されておりました
小生は 2階席で気楽に高みの見物をしておりました
このまま終わるだろうと思っておりましたところ 会議の進行役から
「会議の席で常務が呼んでいる」から すぐに行って欲しいとのこと
まだ スクリーンで説明の真っ最中でしたので 暗い会場を歩いて常務のところに行きました
そしたら
「あのスクリーンの説明ではダメだ 終わったら君が補足説明せよ」
とのこと
え~
なにがダメなんだよ?
補足説明って言ったって 何を説明したらいいんだよ!
シナリオなんて無いよ~
広い会場であり その商品は小型であって スクリーンでは大きく写されてよく見えるのですが 客席からは裸ではまったく見えません
つまり 小生の言葉でしか説明できないのです
困ったな~
そうこうしているうちに スクリーンでの説明が終わり いよいよ小生の番がやってましりました
演壇に行き スポットライトをあびながら 説明の開始です
商品企画の担当ですから その商品の開発意図などは当然知っておりましたのでそこから説明し 他社には無い機能などを紹介して 打っていただくポイントをまとめて説明いたしました
どうやら 終了して引き下がりましたが 疲れがどっと湧いてきてソファーにグッタリ!
日頃からそんなことなどお構いなしの常務でしたから・・・・・・
翌日 常務から呼ばれて常務室へ
常務と代理店の社長さんがおりまして
「君の説明は良かったよ お疲れさん」
仕事と言えば 仕事なのですし 大勢の前でしゃべることには慣れておりますので その点は大丈夫なのですが
急に言われたってね~
あ~ 大変でした!
給料をもらっていれば 仕方ないか?